2009-11-04(Wed)

裏板と側板(キルトメイプル1本目)

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 2本まとめて作る予定のキルトメイプルのパーラーギター。blogで切りだしを紹介した1本目の裏板、側板です。さすがにワンセット数万円の高級材ではないので、少し木目や杢に癖はありますが、うまく仕上げれば、綺麗な模様が出そうです。

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 前回はバックセンターに飾りは入れなかったのですが、今回はローズウッドを1本入れてみました。貫通している節や、自動カンナでえぐった跡がありますので、それをさけて、最もよく見える方向、位置でボディの形を取っています。

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 裏板は接ぎ後、厚みを出してから、ギターの形に切り出しました。側板はネック部とエンド部で厚みに差がつくようにテーパー状に加工しています。

 さて、続いて2本目の切り出しと接ぎ合わせにはいります。。
2009-11-02(Mon)

New Mold

 PARLOR GUITAR第2弾製作のためにモールドを新たに造りました。実は、モールドを作るのは(正確には内側の垂直を出すのが)あまりにも面倒なので、LMIで買う気90%ぐらいだったのですが、その資金までも注ぎ込んでキルトメイプルの大人買い(10セット)をしてしまい、作るしか無くなりました(-_-;)

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 前作製作時に、「厚み36mmでは薄すぎて、側板の垂直を出すのが面倒」、「ネックジョイント部のRがきつ過ぎて、ネック入れが面倒」ということが判明しましたので、主にその2点を改良しています(自分で作るにしても、楽したいという基本理念は変わらない)。

 製作方法は、前作で公開しているので省略(実際にはかなりやり方を変えましたが、デジカメに撮るのを忘れた)。今回のモールドが完璧という訳でもあるまいに、また近いうちにつくることになる気がしますので、その時に作り方は公開することにしましょう。
2009-11-01(Sun)

キルトメイプルを割る(2)

 仕事の締め切りに追われて、更新お休みしてましたm(_ _)m

さて、こちらの「キルトメイプルを割る」も長いこと放ってありました。。キルトメイプルを割る(1)が10月18日の記事ですから、10日以上前ですね。

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 テーブルソーで切り込みを入れたら、その溝をガイドにバンドソーで割っていきます。手ノコで割ったときは1時間コースだったのですから、文明の利器のいかに素晴らしいことか。

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 割れたら、自動カンナで面を整えていきます。一気に厚みを落とすと、刃で木をえぐりますので、コンマ1ミリ未満のペースでゆっくり落として行きます。

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 厚み3.5mmで自動カンナは終了。あとは接ぎ合わせが終わってから厚みを落として、3mmを切る厚みにします。
2009-10-28(Wed)

ネットでみつけた楽器(Retrofret 3)

 Retrofretの3回目です。さすがに飽きました?結構面白い楽器が多いので、ついつい続けてます(^_^;)

 [Antonio De Torres Classical Guitar from the Estate of Rose Augustine (1866)]

 さて、今日の1本目はトーレスです。以前にもトーレスを取り上げたことがあるので、余りくどくど書いてもあれなのですが、1800年代を生きたクラシックギター製作者です。

 知ってる人にとっては何を今さらって話でしょけど、今から100年以上前に、モダンギターの原型を確立した製作家で、トーレスのブレーシングは今もクラシックギターの力木の原型(当然同一ではなくアレンジされていますが)となっています。

 マーチンのXブレーシング同様、ファンブレース自体はトーレスが真っ先に考案したものではないようですが、偉大な製作家であることに異論はないでしょう。

 現在のクラシックギターより少しサウンドホールが小さく感じますが、それ以外は今のスタイルとほとんど変わらず、トーレスが現在のクラシックギターの父であることを感じさせてくれる銘記だと思います。

 [Paulino Bernabe Classical Guitar (1982)]

 次は、ベルナベです。ラミレス工房にいたころから、"PB"(パウリーノ・ベルナベ)の丸印の押されたギターが高く評価されていた名工です。

 クラシックギター愛好者なら当然知ってる人だと思いますが、アコースティックギター系の人は案外知らない(私も製作を始めるまで知らなかった)ように思うのであえて取り上げてみました。

 世界的名工でも売れて売れて仕方ないという状況では無く、装飾や木材の質を落とした"ESTUDIO"モデルが案外お手軽な値段(イギリスのshopで20万〜30万円ぐらいだったかな?弟子の手がかなりはいってると思いますが、世界的名工の手がけた楽器としては、かなり割安だと思った)で売られていたのを思い出します。

 本器は$7,000.00-ですが(木材的には、木目の具合や色合い的にトップランクのものより落ちる気がする)、他の名工の作品から見ると割安に感じます(単に日本が高すぎる!?)。アルカンヘル(アルカンヘル・フェルナンデス)のギターの話もふと思い出したのですが、それはもし機会があればにします。

 [Thomas Humphrey Classical Guitar (1980)]

 アコースティックギター系の人には、こちらの方が、馴染みがあるかな?かつてMartinとのコラボもあった"レイズド・フィンガーボード"で有名な"Thomas Humphrey "です。

 本器は"レイズド・フィンガーボード"ではないのであれですが、J-guitar(置いてるお店は"THE中古楽器屋")にありましたので、そちらを参考に。そちらの説明によると、 "レイズド・フィンガーボード"のギターを発表したのが1985年とのことなので、1980年製の本器はそれ以前のギターになるようです。

 裏板は、いかにもという木目のハカランダ。はっきりは見えませんが、ブリッジも木目を見る限り、ハカランダっぽいですね。仕様から考えて、ヘッドプレートもハカランダの可能性が高いですが、木目的に落ちますね。せっかくなのだから(1980年時点では既にハカランダは高価な材になっていたはず)、ヘッドプレートももっと色の濃い、木目の良いものを使って欲しいと思うのですが・・・。

 レイズド・フィンガーボードはハイフレットの演奏性ばかりが注目されている気がしますが、音への影響ももっと評価されても・・・と個人的には思います。そこから先は、あまりにマニアックすぎるので省略(^_^;)

 お値段は$7,200.00、前述のベルナベと比べて、高いか安いか!?・・・もはや個人の趣向の世界ですね。。アコースティックギターの最近の高騰を見ていると、70万円超のクラシックギターが安価に見えてしまう。実際には、どちらも買えないですけどね(^^ゞ
2009-10-27(Tue)

 RetroFretの3回目をしようかと思ったのですが、J-guitarで、おもしろいギターを見つけたので、そっちを先に。

 [ホセ・ロメロ 松/ハカランダ]

 銘記、ホセ・ロメロです。置いてるお店はクロサワ楽器 新大久保本店

 2000年製と年代が少し新しい(実はこれよりも古いホセ・ロメロを見たことがあって、それに比べると裏板のハカランダの質がかなり落ちるように思います)のが、あれですけど。

 特価の理由はゴルベ板が装着されていること。ゴルベ板って綺麗に外せないので、純粋なクラシックギターに貼っちゃうと、一気に値段が下がるんですよねえ。特にクラシックギター系の人は外観も重視する(扱いも、練習の休憩時間にはかならずケースに収める等、とても丁寧)ので、ある意味致命的かも。表板の振動も抑えられるので、音にも影響しますし。

 そう言えば、先日書いた月刊現代ギターの木村 大のグレッグ・スモールマンにもゴルベ板はがした跡がくっきり残っていた記憶が(^_^;)。

 それらの欠点を差し引いても、\348,000.(税込)は安いと思いますよ。ゴルベ板を外したあとの見た目さえ気にしなければ。あと、音は画像ではさっぱりわからない(実際に弾いてもゴルベ板を外した時の音は想像するしかないのですけど)ので、これだけでは、何とも言えないですけど。

 ちなみに、ホセ・ロメロのハカランダを新品(ゴルベ板は当然なし)を国内で買うと100万円を超えます。中古楽器は定価の半値を基準として考えても、1/3ですからねえ。。

 私?「松永仁一郎」のSP(松/ハカランダ)で十分満足しているので、クラシックギターは当分お預けです(^^ゞ。(それ以外にもクラシックギター3本持ってるし・・・)
近況報告
 驚くことにオファーがありましたので、しばらくの間、量産体制にはいります(*^^)v

 数年ぶりに、blogをお掃除中。特にリンクを整理中です。
 理由!?自分が便利に使うためです(^_^;)
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 製作始めて10年目、最近はパーラーギター製作に凝っています。ホームページも公開しています。

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