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2012.12.03 (Mon)

シリアルNo.016 ヒノキウクレレ ブリッジ接着~完成

ヒノキウクレレ(ヒキレレ)の製作記も今回が最終です。

さて、ネック周りも無事仕上がったところで、次は駒を貼っていきます。

2日間で製作する教室で作る折は(いつの間にか開催する気満々)、整形済みのものを渡すことになると思いますが。

2日間で製作する教室を企画する場合、いかに時間を掛けず(何せ乾燥時間を含めて16時間)、失敗の要因を取り除き(補修が一番時間がかかりますし、モチベーションも下がりやすい)、更に怪我のリスクを可能な限り排除して(楽しみに来ているのに、怪我をしては元も子もありません)、かつ、ものづくりの楽しさを阻害しないように(これが多分重要)、ある程度の作業は残しておかなければならないという・・・いわゆる絶妙のバランスというのが、一番難しいですね。

製作あるいは木工を極めるという意図であれば、リスクを十分説明した上で、板材から材料を切り出すところから始めればいいので、却って楽かもと思わなくもないです(^^;

また、話が脱線しましたね(汗)

20121204-01.jpg

指板同様、強度(硬さ)が必要な場所ですので、こちらも心材から切り出します。

切り出した材をカンナで整形します。

整形といっても、直線で垂直な面を出しつつ、必要な幅に落としていくだけですが。

幅が出れば、のこぎりで必要な長さに切り落とします(写真無しです)

20121204-02.jpg

切り落とせば、弦を引っ掛ける溝を作っていきます。

この作業はノミを使いました。

私の場合、ギターにしてもウクレレにしても、サドル溝を切るのにノミを使いますので(たまには機械を使うこともありますが)、1.5mm幅のノミは必須になります。

20121204-03.jpg

こんな感じにできあがり。

写真は撮っていませんが、同様の作業で、サドルの溝も切っておきます。

20121204-04.jpg

溝が切れれば、針やすりで弦を通す溝を切っていきます。

弦の幅に合わせて、何種類かの針やすりを使い分けます。

専用のフィラー(ヤスリ)も販売されており、多分そっちの方が使いやすいです。

ただ、高いので私は使いませんけど(正直に告白)

20121204-05.jpg

溝が切れれば、カンナで面取りします。

面取りの具合で、仕上がりの質感が変わってきますので、それなりに丁寧に施工します。

20121204-06.jpg

こんな感じに出来あがり。

クラシックギター風に、ホールを通す方法を採用したウクレレもありますが、個人的にはこんな気楽な感じ(玉を作って引っ掛けるだけ)の方が、好きだったりします(笑)

ちなみに、手間的には、どちらの手法をとっても、大して変わりません(笑×2)

20121204-07.jpg

ブリッジが出来れば、早速接着。

位置は弦長+α、αは2.5mmだったか3.0mmだったか忘れました・・・何せ実際に作ったのは4ヶ月も前ですから(苦笑)

ネットで調べたら+3mmにしてる方が多くて、「そんなに取るんだ」と驚いた記憶だけはあるんですけど(^^;

曲尺で(道具の名前が分からなくてネットで調べました)垂直を取って、ブリッジの位置を決めます。

初心者向け教室で大切なのは、ブリッジは胴のセンターを基準に垂直をとるのではなく、指板のセンターを基準に垂直をとるってことでしょうか。

見た目綺麗に収まっていることより、ちゃんと音が出るほうが大切ですから・・・分かる人だけ、分かってもらえたらいいです(最近気に入っているフレーズ)

20121204-08.jpg

ブリッジの位置を決めれば、クランプを使って接着します。

サウンドホールからはクランプが入らない(入るクランプを持っていない)ので、胴の外からカムクランプで押さえました。

表板は平面に仕上げているので、接着面を合わせることはそれほど難しくはありません。

ただ、クランプを胴にかけますので、締めすぎると胴が壊れますし、なにより、クランプを締めれば締めるほど板が歪むので、却って接着面が合わなくなります。

接着剤は必要最小限、クランプは動かないように固定する程度の締め具合という感じがよろしいかと思います。

有名な全音のウクレレキットではブリッジの固定は木ネジを打ちます。

隙間無くきっちり仕上げ、適正な量の接着剤で接着すれば、十分な強度は確保できると思いますが、慣れ不慣れがありますし、2日間という限られた時間の中で仕上げるとなると、接着剤だけでは不安な部分は確かにあります。

作れば音を出したくなるのは人情ですし、最後に音を出すのと出さないのとでは、満足度もかなり違ってくるでしょうし。

まあ、考えても答えは出ないので、木ネジを打つかどうかは、自分で試作してみて考えることにしたいと思います。

20121204-09.jpg

そんなことを言っている間に(実際は違うけど)、ブリッジの接着が完了しました。

20121204-10.jpg

木工事の最後は面取りです。

写真は小刀でヘッドの面取りをしているところですが、教室ではサンドペーパーで面取りします。

何度も言ってますけど、目的は技術習得ではなく、楽しく作ることですから、怪我なんかしたら全然楽しくないでしょ!?

閑話休題。

個人的には面取りの仕上がり具合で楽器の質感(高級感)がかなり変わってくると思っているんですけど、どうでしょうね。

均一に面取りされていないのは論外としても(辛口)、多分に主観的な話ですが、均一に面を取ればいいというものではなく、面取りが足りないと手抜きに見えるし、面取りし過ぎると媚びた感じになるし、程よい面取りというのはなかなか難しいよなあと思っています。

ちなみにヘッドの面取りのコンセプト(大袈裟すぎ)は、立体感と高級感です(笑)

20121204-11.jpg

こんな感じに木工事が完了しました。

写真には撮っていませんが、サンドペーパーで塗装面を仕上げてから、塗装に入ります。

20121204-12.jpg

今回はいつものラッカーフィニッシュではなくオイルフィニッシュです。

教室に関して塗料に何を使うかはまだ研究中ですが、速乾性で、ウェスですり込んで磨きなしで完了する塗料を使いたいと思っています。

何せ16時間で完成した上、音出しまで行きたいですから(欲張りな発想)

以前書いたとおり、指板もヒノキ材を使っていますので、汚れ防止のため、指板も塗装しています。

20121204-13.jpg

仕上がりはこんな感じ。

なんとなくウェットな感じですね(^^)

20121204-14.jpg

塗装が終われば、乾くまでの間に部品を作っていきます。

まずはサドル。

象牙の板材を平ヤスリで厚みを整えて、

20121204-15.jpg

高さを決めて・・・この写真はなんとなく面白いのでupしてみました(笑)

20121204-16.jpg

切断位置が決まれば、ノコギリで切断します。

ピラニアノコでは手間がかかりすぎるので、思い切って普通のノコギリで切断(笑)

20121204-17.jpg

サンドペーパーとか金属製のヤスリとかを駆使して、高さを整えます。

そう言えば、スギクラフトさんのBLOGでカンナでやってる写真を見たことがあります。

まあ、高さが整えられば何でもいいと思うんですけど(暴論)・・・刃物が一番早いでしょうね、私は出来ないですけど(苦笑)

あと、ベルトサンダーも早いのは早いんですけど、摩擦熱で材が変形しちゃうことがあるので(特に象牙は熱の影響を受けやすい気がします)、余りお勧めしません。

高さが出れば、接弦部の面取りをして、サンドペーパーとかコンパウンドとかを使って仕上げます。

20121204-18.jpg

詳細は省略しますが、ナットも同じような感じで象牙の端材から切り出します。

ウクレレは小さい材で済むので、端材から取れるのがいいですね。

教室では、牛骨を使うか(流石に象牙はどうかと)、硬い木材の端材(黒檀とか)を使うかは決めてません。

そこらは、選択オプションでもいいのかもなどと思っていたりします。

あっ、写真のウクレレはまだ塗装してませんね・・・ここでも実作業と製作記が違うことが発覚(笑)

っていうかまだ、面取りはもちろん、指板とネックの幅さえ揃ってない状況だし(苦笑)

20121204-19.jpg

整形できれば、針ヤスリで弦の溝を切って・・・前述の理由(専用のヤスリは高い)から私はひたすら針ヤスリです(苦笑)

この辺の作業はどうしようかなあ。

時間に余裕があったら、弦の溝きりぐらいは、やってもらったほうが楽しいかもしれないなあ。

最低でも深さの調整はしてもらうことになるので、どのみち針ヤスリは必要になりますし・・・ちょっと考えます(^^)

20121204-20.jpg

以前書いたGOTOHのペグを取り付けて、ナット・サドルを取り付け、弦を張って、弦高の調整をして。。

この辺は実際に教室でしてもらう作業になりますので、詳しく書くべきなんですけど・・・写真撮ってません(苦笑)

20121204-21.jpg

とか何とか言ってるうちに、ヒノキウクレレ(通称ヒキレレ)の完成です。

工期は約1ヶ月(途中で他のこともしてたけど)、評判は上々でした(自画自賛)

実物は、「HINOKIYA STOVE」さん(三重県度会郡大紀町870-34)に展示いただいています。

話題の(笑)ヒノキギターも展示いただいていますので、ご興味がおありの方は是非(もちろん試奏可)。

さて、お次は「2日間で作るウクレレ教室」キットの試作になるのですが、さていつになることやら・・・って実際は準備に着手してるんですけどね(笑)
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EDIT  |  20:23  |  No.016 ヒノキウクレレ  |  CM(0)  |  Top↑

2012.11.19 (Mon)

シリアルNo.016 ヒノキウクレレ ネッ クの製作

今回もスピードアップで、ネックの整形を一気にいっちゃいます。

胴ができましたので、次はネックを作って いきます。

教室では、角材(もしくは板材)からネッ クを作るなんてことはせず(時間かかる し、怪我するかもしれないし)、既整形済 みのものを渡すと思いますので、多分この 絵は今回限りかと(笑)

20121014-1.jpg

柾目に切り出した材にネックの形を書き込 みます。

何か雰囲気あるでしょ(笑)

20121014-2.jpg

まず、必要な長さに切り落として、次に ヘッドの表面をノコギリで切り出し て・・・あっ、順番は適当です(笑)

結果的にネックの形にできあがればOKで す。

今回は全て手ノコでしていますが、普段は バンドソーですることが多いです(注:怪 我のリスクは自分持ちです!)

手ノコでしたのは、手ノコでもできるとい うことを示すためではなく、帯ノコの替え 刃を怠けて買ってないからです(汗)

20121014-3.jpg

カンナで仕上げます。

カンナが苦手な方はノミでもOK。

刃物が苦手なら、サンドペーパーでもいい と思うんですけど、重労働になります(-_-;)

ベルトサンダーは減るのが急激ですし、均 等に削るのには慣れが必要だと思いますの で、初めての方は手作業がお勧めです。

20121014-4.jpg

表面に続いて、裏面もまずノコギリで切り 出し。

20121014-5.jpg

こちらはカンナが入りませんので(横に当 てればはいるんですけど、端が欠けるリス ク多少あり)、ノミで平面を出していきま す。

個人的にはこの作業が一番好きです(笑)

如何にも手仕事って感じで・・・難しそう に見えるだけで、むっちゃ簡単に平面出せ るし(^^)

20121014-6.jpg

ネックの裏側も可能な範囲でノコギリで切 除して・・・ドリルで穴開けて、一気に切 除する人もいますね(破線の要領)。

何よりバンドソー使えばもっと簡単 に・・・替え刃を未だ買っていないので、 使えないんですけど(苦笑)

まあ、ウクレレ程度の長さなら、この程度 残っていても刃物で簡単に切除できるの で、ノコギリで十分かな(私見)

20121014-7.jpg

とりあえず、ここまでの加工したところ で、記念写真を1枚。

20121014-8.jpg

さて、作業再開。

ノコギリで、ネックの幅を落としておきま す。

20121014-9.jpg

ここらで、再びヘッド側に戻って、小刀で 0フレット辺りを整形。

20121014-10.jpg

0フレット付近の整形ができれば、カンナ が入るようになりましたので、カンナで ヘッド側面の平面出し。

カンナを使い慣れると、こんな感じで使っ たりしますが、慣れるまではネックをバイ ス固定する方が無難です。

慣れたら、面倒なのでこのぐらいの作業は 固定せずにしちゃうようになるんですけど ね(苦笑)

20121014-11.jpg

ヘッドの側面までできれば、ヘッドの先の 整形を。

小刀で整形していきます。

20121014-12.jpg

ここで再び記念写真を1枚。

かなり雰囲気が出てきました(^^)

20121014-13.jpg

4cmぐらいの板材からネックを切り出し たのですが、厚みが少し足りませんので、 ヒールを貼ってやります。

20121014-14.jpg

ここで、ネック側のダボ穴を開けていきま す。

ヒールブロックのダボ穴を開けた時に一緒 に穴を開けた、ガイド用の木片を固定し て、その溝を利用して同じ位置に穴が開く ようにしました。

位置が決まれば、電動ドリルで穴を開けま す。

20121014-15.jpg

胴のセンターとネックのセンターが通って いればOKです。

何か写真はずれている気がしますね・・・ 気のせいということにしておきましょう (苦笑)

すれている場合は、ダボか溝(穴)のどち らかを切り貼りして調整しますが、多分ダ ボを切り貼りするほうが簡単かな!?

20121014-16.jpg

所定の位置にダボ穴が開けば、次にヒール の整形を。

写真は普通のノコギリで切っていますけ ど、廻し挽きノコギリの方が便利でしょ ね・・・まあ、ここもバンドソー使うのが 一番楽なんでしょうけど(笑)

このあたりの作業は、教室しても生徒さん にしてもらう予定はないので(時間かかり すぎなので)、そんなに真剣に考えていな いところではあるんですけど(苦笑)

20121014-17.jpg

仕上げは小刀・・・写真は刃が自分の方に 向いてますから、使い方としては最悪です ね(苦笑)

気分は、リンゴの皮をむいてる感じでしょ うか!?

怪我のリスクを減らすなら、ベルトサン ダーかな。。

それでも爪とか皮膚とを削っちゃう危険は あるので、絶対安全とは言えないですけど (汗)

20121014-18.jpg

ヒールが整形できれば、胴のRとヒールの Rを合わせていきます。

私はノミを使ってますけど、スクレイパー で整形した方が簡単なのかな!?

私は余りちゃんとしたスクレイパー使う習 慣がないので(スクレイパーのようなもの は使う)、よくわかんないですけど(笑)

今回の製作パターンではここが一番難関な のかなあ!?

ブロックの面出しの方は、胴の中で見えな くなっちゃうので、是非は別にして、合わ ない時はエポキシとか充填能力のある接着 剤で隙間を埋めちゃうという力技がありま すけど(超邪道)、ウクレレは基本的に ヒールキャップを貼らないと思うので、 ヒールと胴は隙間無く合わせないとダメダ メになっちゃいます。。

まあ、ヒールキャップを貼っちゃうという 力技もあるんですけど(笑)、そうなると バインディング巻かないと多分変だし、バ インディング巻いてると(施工が容易なセ ルを貼るとしても)、2日間で完成させる という当初の目論見が大きく崩れちゃいま す(意味の無いこだわり)

接合部なんて、見た目だけで音に大した影 響は無いと思いますので(独断と偏見)、 ここはあえてRをつける必要はないのかも しれません。

○○○○○○のギターなんて(伏字にして みましたが、文字数だけはあわせておきま した・・・想像して下さい)、結構お高い のに平気で胴とヒールブロックを平面で接 合していますから、初心者向けの教室なら 許されて当然かと(開き直り)

20121014-19.jpg

そうこう言っているうちに接着面の加工が 完了しました(笑)

最悪、裏板側はヒールキャップで隠せると しても、側面は誤魔化せない(実際には誤 魔化す方法はあるんだけど)、隙間無く合 わせておかないとまずいです。

えっ、写真では隙いてるように見えるで すって!?・・・気のせい気のせい(笑)

20121014-20.jpg

ネック粗整形(最終整形は胴と接合後)の 最後の作業、ペグ穴開けです。

今回用意したのは、こちらのゴトーのペ グ。

個人的にはグローバーとかのギア式の方が 調弦の時に便利なんですけど、予算の都合 で(笑)

初心者向けの製作教室で、そんな高価なペ グ(っていってもしれてるけど)は使いた くは無い・・・何せ材料費、指導料とか全 部含めて、20,000円以内には押さえ たいので(19,800円とか・・・ 笑)、ここは2,000円台で買えて、信 頼の置けるペグにしておきました。。

20121014-21.jpg

ペグ穴の大きさは・・・忘れました(^^;

説明書に書いてあったのか、実寸したのか も忘れましたが、多分実寸だった気がしま す(当てにならないので信用されませんよ うに!)

位置を決めて、ボール盤で開けました。

私は裏側から穴をあけましたが、水平が取 れるなら、表から開けてもOKです。

出口が欠けないよう、あて木を貼ることを お忘れなく(^^)

20121014-22.jpg

今回も長い記事になってしまいましたが、 ようやくネックが完成しました(^^)v

教室の場合、ここまで主催者で加工してお きます・・・ただ、ここらをちゃんと説明 しておかないと、材料費ぼったくってると 思われるとあれなので。。

次回から生徒さんにしてもらう作業に戻っ て(そういう趣旨の製作記だっけ!?)、 ネックを入れて仕上げていきます(^^)b
EDIT  |  00:08  |  No.016 ヒノキウクレレ  |  TB(1)  |  CM(2)  |  Top↑

2012.11.04 (Sun)

シリアルNo.016 ヒノキウクレレ 側板と裏板の接着まで

ヒノキウクレレも8月には完成し、2日間で製作するウクレレ教室(脳内)の試作に取りかかろうかという状態になっているにも関わらず、未だにヒノキウクレレの製作記が完結していない今日この 頃・・・う~ん、怠けすぎ(苦笑)

製作記も今回を含め、5回で完結する (予定)で、写真の整理もほぼ完了しているんですけど・・・。

一応、言い訳しておきますと、先月末から風邪を引きまして、ちょうど鼻炎の時期と重なったので、「仕事(本業)」と 「寝る」以外、殆ど何も出来ない生活が続いておりまして・・・先日ようやく復活したところです。

ということで、早速ヒノキウクレレ(通称ヒキレレ)の製作記、今回も大作でお送りします(笑)

前回、側板を組み立てたところまでupしましたが、ここから先は切りのいいところが無さそうなので、適当なところまで。。


まずは、板材にモールドを使いウクレレの形を書き込んで、少し大きめに切り出します。

20121012-1.jpg

材料の切り出しのときにも書いたと思いますが、今回は表板、裏板とも1枚板で接ぎ合わせは無しです。

写真は表板で、サウンドホールをコンパスで書き込んであります。

20121012-2.jpg

表板は力木を貼る前にサウンドホールを空けておきます。

今回は、表板にロゼッタ(口輪)は入れませんが、ロゼッタを入れる場合は、先にロゼッタを入れてからサウンドホールを空ける方が効率的だと、個人的には思います。

私の場合は、ボール盤にサークルカッターを取り付けて、円を抜いていきます。

手で扱うサークルカッターでも、トリマーでも使いやすい道具でOKだと思いますが、手で扱うサークルカッターの方が入手も簡単だし、大きな怪我をするリスクも低いので(全く無いとは言いません)、いいかもしれません。

20121012-3.jpg

こんな感じに出来上がりです。

表板、裏板が出来れば力木を切り出していきます。

詳細な作業は材の切り出しと同じなので、そちらを参考にしてください。

20121012-4.jpg

とはいえ全く書かないのも張りが無いので、ブリッジプレートの加工だけでも(笑)

まず、四角い板材をカンナを使って整形します。

整形が必要かどうかは、よくわからないので聞かないで下さい(苦笑)

20121012-5.jpg

整形できれば、平ヤスリ(小)で面取りしておきます。

これも理由は聞かない方向で(笑)

20121012-6.jpg

こんな感じで、力木一式を切り出しました。

サウンドホールの補強はなくてもいいのかな・・・ちょっとわかんないです。。

裏板の力木が1本なのは、カマカのパクリ(^^;

1本と2本の違いは・・・これもよくわかんないです(苦笑)

まあ、理屈なんてわかんなくても、プレーヤーに音が気に入ってもらえれば何でもいいんです(開き直り)

えっ、先に空けたはずのサウンドホールが空いて無いですって!?

説明の都合上、実際の工程と異なる場合が多々あります(再び開き直り)

20121012-7.jpg

では力木を貼って、箱にしていきます。

まずは裏板から。

何度も書いているんですけど、裏板から貼るのは、先に表板から貼ると、裏板接着時にあふれた接着剤を除去できない。

となると、あふれた接着剤がサウンドホールから見えちゃう(-_-;)

逆に、表板を後に貼っても、余程接着剤を多めに塗っちゃわない限り、サウンドホールから見えるほど垂れることはありません。

まあ、最近はできるだけ必要最小限の接着剤を使うようにしてはいるんですけど、それでも全く掃除無しで完璧に仕上げる技はないです(正直者)

ということで、裏板から貼ります(長過ぎる前置き)

で、裏板はRを付けますので、ディッシュ(R30)に専用のサンドペーパーを置いて(ウクレレは小さいので、あえて専用の高いペーパーを使わず、普通のサンドペーパーでもOK)、接着面にRをつけていきます。

カンナでRをつける方法もあり、厳密に言えばシルエットの違いとか有るんですけど、どちらでもやり易いほうでいいと思います。

20121012-8.jpg

接着面が出来れば、力木にタイトボンドを塗って、重石を乗せて接着。

写真は3本接着してるわけじゃなくて、端の2本は重石の支えで、接着しているのは真ん中の1本だけです。

20121012-9.jpg

接着できれば、あふれた接着剤をノミで切除して(写真省略)、カンナで山型に整形していきます。

Xブレースはカンナでの整形が出来ませんが、ラダーブレースはカンナが使えるので楽です。

ただ、初心者向け教室で考えると、カンナは扱いにくいかなあ・・・面取りした材を渡して、それを接着するほうがいいかもしれないですね。

何せ、工期は塗装込みで16時間ですから(^^;

20121012-10.jpg

整形できれば、端部をノミで薄くはねます。

これも何回も書いている気がするんですけど、端部を薄くはねておかないと外から力が掛かったときに力の逃げ場が無くて、力木が折れてしまうことがあるそうです。

20121012-11.jpg

さてここで、側板に戻って、ディッシュで接着面にRをつけていきます。

力木のときに書き忘れましたが、初心者向けの教室ではディッシュを複数枚用意できないので、Rはつけずにフラットに仕上げる予定です。

20121012-12.jpg

Rがつけば、側板と裏板を所定の位置において、ライニングの切り込み位置を罫書き。

ウクレレ製作風景とかの記事を見てると、ライニングにポケットを切って力木を収めてるのって案外少数派のような気がします。

今回はバインディングを巻かないので、溝を切るときに側板に傷をつけずに溝を切るのですが・・・初心者向け&時間制限ありの状況ではちょっと厳しいのかも。

主催者としては刃物を使わなくて済むなら何よりなので(怪我されるのが一番怖い)、ポケットに力木を収めるパターンは多分採用しません(^^;

写真は有りませんが、ついでに力木の方も切断位置(仮の切断位置ですけど)を罫書きしておきます。

20121012-13.jpg

で、まずは裏板の力木を、ピラニアノコで切断。

正確なところは、後で微調整して合わせ込んでいきますので、この段階では短すぎなければOKです。

と言っても、余りにも長すぎると、切った意味がありませんので、程ほどの長さで切断(^^;

20121012-14.jpg

具体的には側板の外側で切断しておきました。

20121012-15.jpg

次に側板の溝きり。

前述の通り、側板に傷をつけるとぶち壊しになっちゃうので、慎重にピラニアノコで切り込みを入れます。

こちらもあとで微調整しますので、少し狭い目に切っておきます。

特に裏板側はサウンドホールから見えますので、隙間無くぴったり仕上げないと、ちょっと恥ずかしいです(^^;

20121012-16.jpg

切込みが入れば、ノミ(今回使ったのは彫刻刀ですが)で切除します。

重複ですけど、今回はバインディングを巻きませんので、貫通式は使えません。

もし、誤って側板まで貫通しちゃうとぶち壊しになるので、力任せに切除せず丁寧に側板のところで刃物が止まるように切除します。

またまた重複ですけど、これも刃物使いたくない&時間制限が有る中ではあまり採用したくない方法ですね(^^;

やっぱり溝を切る方式は、採用見送りになると思います。

20121012-17.jpg

こんな感じに溝が切れました。

このあと微調整しつつ、溝に力木がぴったりおさまるよう仕上げていくんですが、写真は撮って無いです・・・想像してください(苦笑)

注意点は、力木を短く切り過ぎないことでしょうか。何せライニングは側板と同じ厚み、1.5mm~2.0mm(残念ながら、正確な数字は忘れました。1.7mmぐらいだったかなあ!?)しかないので、その範囲しか誤差は許されません。

特にノコギリを使うと、ピラニアノコでさえ、刃の厚みが0.5mm前後(正確に測ったことはないけど)ありますので、ちょっと手元が狂うと、1mmとか平気でずれちゃいますから、特に慎重に作業しましょう。。

20121012-18.jpg

溝に力木が綺麗に収まれば、タイトボンドを塗って、手動プレス機で接着。

初心者向けの教室では、スプールクランプを使う予定なんですけど、今のところ数が足りないので、プレス機で(苦笑)

教室、マジでする時には、スプールクランプ増産します。。


今宵はここまでにしとうございます。。
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2012.09.26 (Wed)

シリアルNo.016 ヒノキウクレレ 側板の組み立て

雑話が2話ほど続きましたが、本来の製作記に戻ります(笑)

で、ヒノキウクレレの続きです。

えっと、前回は・・・(と、ここで自分のblogの記事を読み直す)・・・ブロックを整形したとこまででしたね。

更新の間が開きすぎるから忘れる訳で・・・前置きが長すぎますね(苦笑)

今回は更新をさぼった罪滅ぼしに、普段の倍のボリュームでお届けします。。

20120923-1.jpg

これは以前upした写真で、切り出した材料です。

この側板材を一晩水に浸しておきます。

お湯で煮るとすぐに曲げられる状態になるようですが(メーカーの工場見学とかの動画に出てきますので、興味おありの方はyoutube等で検索してみてください)、そこまで急ぐ必要も無いので、風呂桶に一晩浸けるスタイルを採用しております。

ちなみにお風呂場はヒノキの香りになりますので、ヒノキの香りが苦手な方はプランター等をご利用下さい。

20120923-2.jpg

十分水分を含めば、鉄管(足場用の安価なもの)をカセットコンロで熱して、曲げていきます。

ちなみに殆どの方はベンディングアイロンを使われてます。

温度調整もできますし、そちらの方が絶対便利だと思うのですが、ついつい買うのが面倒で(^^;

長いこと同じ鉄管を使っていると、鉄管に木ヤニとか焦げとかがついてきて、白木を曲げると色がついたりしますので、そのうち買い換えないと・・・とは思ってるんですけど、もう何年も同じ鉄管を使っています(苦笑)

蛇足ですが、撮影の都合上、写真では片手で曲げてますが(もう片方の手はデジカメに)、実際には両手を使って曲げます。

個人的に気をつけているのは、表板側の直線に対して垂直に曲げることかなあ。

20120923-3.jpg

今回はエンド部の飾りを入れませんので、エンドの合わせ部分は表板側の直線に垂直に真っ直ぐ切ります。

あて木をして、ノコギリの刃を真っ直ぐ垂直に入れます。

切断してからヤスリで仕上げる方法もあるんですけど、ノコで直線を出すのが一番楽なので、ここでがんばっておきます(笑)

20120923-4.jpg

エンド部、ヒール部の余分な部分を切り落として、モールドにぴったり収まれば、

20120923-5.jpg

エンドブロックを接着。

20120923-6.jpg

更にヒールブロックを接着します。

ヒールブロックはダボ穴を開けてありますので、センターがずれたりしないよう、しっかり位置合わせして接着します。

接着時にあふれた接着剤は、乾く前に濡らした筆などでしっかり取っておきます。接着後にブロック周りに刃物を入れるのは結構面倒なので、固まる前に除去しておくのがお勧めです。

20120923-7.jpg

こんな感じに接着終了(^^)

側板とブロックが接着できれば、ライニング(カーフィング)を貼っていきます。

ギター製作時は、側板に貼ってから面取りをすることが多いのですが、2日間で作るウクレレ教室を想定すると、面取りした材料を渡すほうがベターだと思いますので(時間の都合上)、

20120923-8.jpg

カンナを使って曲げる前に面取りをしました。

20120923-9.jpg

面取りできれば、側板同様じっかり水に浸して、熱した鉄管で曲げていきます。

20120923-10.jpg

材が曲がれば、ぴったり収まるように切断します。

こんな感じに4本できあがり。

20120923-11.jpg

ここで、片側は、ライニング接着方法Aで(笑)

私がいつもする方法で、モールドの形を利用してクランプで締めていきます。

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写真はあふれた接着剤を筆で掃除しているところです。

ただ、この方法を使うとクランプの数がある程度必要になりますので、教室には複数人対象にした教室には不向きかも。。

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ということで、もう片側は、ライニング接着方法Bで(笑×2)

ダブルクリップを使って締めていきます。作業をしているのは、私ではなく楽器のお店「ラモシオン」の楽守くん。

改良の余地はありますが、こちらの方が教室にはよさそうです。

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こんな感じに出来上がりました(^^)v
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2012.09.10 (Mon)

シリアルNo.016 ヒノキウクレレ ブロックの整形

では久しぶりにウクレレ製作に戻ります。

材料が切り出せれば、側板を組んでいき ます。

製作の順番は製作者によって異なります。作業効率であったり、製作者の考え 方であったり、いろいろな理由があると 思いますので、それぞれの考え方を自分なりに整理して(余り書いてない方が多 いので)、最も自分の製作方法に適した やり方を採用されればと思います。

私の場合は、最近は側板から組むことが多いです。

表板や裏板は側板に比べると、長く製作 途上で放置していると、変形による破損 のリスクが高いので、まず側板を組んで おき、裏板、表板が出来上がれば、できるだけ速やかに箱にすることで多少なり ともリスクが回避できるかなと思ってい るので。

まあ、箱にしても変形して破損する可能 性が無い訳では無いんですけどね(^^;

というこで、まずはブロックを整形して いきます。

今回のネックジョイントはダボを使う予 定ですので、まずはボール盤でダボ穴を 開けます。

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穴を開ける際に、ブロックだけでなく、もう1枚の板も両面テープでくっつけて 同時に穴をあけました。

ダボはネック側にも入れますので、その時に穴を開ける位置を決めるテンプレートとして使います。

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モールドのブロック部には緩いRがついていて、ブロックは真四角ですので、このままでは接着できません。

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ということで、ダボの穴が開けば、モールドのカーブにあわせて、カンナでブロックの面だしをしていきます。

ダブテイルみたいに胴に組んでから溝を 切るのであれば、多少左右の厚みが違っても何とかなるのですが(暴言)、ダボの穴を先に開けちゃいましたので、左右均等になるようにRをつけないと、ネックが真っ直ぐ入りません(ダボが斜めに入っちゃう)・・・まあ、修正する方法はいくらでもあるのですけど、日程的にそこまでの時間はないので、この段階で精度を出しておきます(笑)

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こんな感じで面出し完了。

この作業、初めての方には案外時間がかかるので(初心者にカンナで精度を出させるのが間違ってる!?・・・私も始めてこの作業をしたときは強くそう思いま した)、2日間でウクレレを作る教室を想定すると、ここは改良の余地ありですね。

すでに面出しをしたブロック材を準備しておく!?・・・でも接着作業を考えたら、接合部は直線になってる方が、楽に接着精度出せますし、何より教室の費用はできるだけ安くしたいと思っていますので、あまり丁寧に仕込みしていたら、割りにあいませんよね(苦笑)

ここはブロックの接着面が直線になるようにモールドを作り直す方が賢明な気がします。

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接着面が整形できれば、カンナで面取りをして、ペーパーで仕上げました。

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でもウクレレってブロックの面取りするのかなあ・・・前に持ってたカマカのブロックは面取りしていなかった気がしますけど、まあ気にせず進めましょう(^^;
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