2020年05月 / 04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月

2010.09.25 (Sat)

なぜ物作りにこだわる!? 2

 では、ギターの話に戻って。。

 ギターでもそりゃ高いものの方がいいに決まってますけど、当然予算というものは人それぞれなので、絶対に高いものを買いなさいとは言わないですけど、「そこは妥協しちゃだめでしょ」っていう根源的なところでいい加減な楽器(世間では、楽器じゃなくておもちゃと言いますが)が、楽器店で並んでいたりする訳です(買う方もあれだけど、売る方もどうかと)。

 偉そうに言ってますけど、私もギター製作始めるまでは、材質と値段で楽器を決めてました(同じ材質で安い方を選ぶ)。

 同じ楽器なら、いくつか店をはしごして、一番安いお店で買いました(個体差なんて考えは無かった)。

 そんな、お馬鹿な選び方をしてた私が、材質よりも作りを優先したり、値段より個体の鳴りで選ぶようになったのは、ギターを作り出して以降のことです(実際には自分で作り出してから、アコースティックギターを買うことはなくなりましたけど)。

 これは前にも引用した動画です。今回は悪い例として引用します。



 設計図通りの位置に、同じサイズに整形した力木を、同じ厚みに落とした表板に貼っていきます。

 金属とかプラスチックみたいに品質が均一なものならいいですけど、個体差の大きい木材で作ってるのにねえ。どれだけ設計が秀逸でも、あれでしょ(笑)

 まあ、いろんな考え方があるので、否定はしないですけどね。

あこがれの アコースティックギター

 YOUTUBEでも動画あったように思ったんだけど・・・見つけられないので、ちゃんと本家、テレビ東京にリンク。

 話題になった「ウォーターロード」さんが取り上げられた回です。まあ、賛否もあるようなのであれですが(笑)、表板の硬軟とか腰をみて力木の位置(アコースティックギターの場合、ブリッジ下のバーの位置とか)を微妙に変えてみたり、組んだ後でも、タッピングで音を微調整する(箱に組む前は力木の高さや質量、組んでからは表板の厚みとか)というのは、手工ギターでは基本な訳で。

 番組では、多分絵になりやすいので、タッピングばかり強調されてる気がしますけど、タッピングは最終の微調整な訳で(私ごときアマチュアでも、表板の厚みの差は、力木を貼る前、表板の厚みを落とす段階からある程度つけていますし)、実際には木取りの時点から、どちら側の板を低音側に持ってくるかとか、厚みをどれぐらいまで落とすかとか考えてる訳で(私はそこまでは、してないですけど)。

 難しいことは言わない(知らないし・・・)ですけど、一事が万事なので、これだけ違っていたらそりゃ音も値段も違って当たり前だと思うんですけど、雑誌とかで同一に並べて論じられているのを見ると、「この編集者さん、ギター本当に知ってるの?」と疑問に感じることもしばしば。

 まだ続けようかな。。
EDIT  |  09:00  |  私の雑記帳  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2010.09.23 (Thu)

なぜ物作りにこだわる!? 1

 また横道に逸れてみます(笑)

 なぜ私が手工楽器製作を布教しようとしているのか?

 まずは格付けチェックの動画(ヴァイオリン&ヴィオラ)から。



 0分50秒あたりに音源が出てきますが、音楽に興味ある人なら、YOUTUBEの音でも十分わかりますよね?前にも書きましたけど、ヴィオラの音が余りにも違い過ぎるので、Bの最初の音出た時点でどちらが高いか瞬間に判明。

 じゃあ、もうひとつはギター(フレタ)。

芸能人格付け 第26回 2/4

 これは動画で持ってこれなかったのでリンクで。

 これ多分、生で聴いたり、自分で弾いたらもっとはっきり分かると思うんですけど、倍音の出方とか、ハイフレットの鳴りとか違いますね。音数が減って単音だけが鳴ってる状態になると、差がはっきり出ますね。

 なんでこんな動画もってきたかっていうと、小学校から少なくても9年間、高校で音楽とったら12年間音楽の授業って受けてるじゃないですか?でも間違えはるんですよね、意外と。

 前にもコメントで書きましたけど、小学生の頃、社会の授業で「日本は天然資源の無い国だから、技術力が何より重要」って習いませんでした? 

 でも、音楽の授業で楽器の良し悪しなんて、教えてくれなかったし、楽器に良し悪しがあることすら教わって無い気がします。

 まあ、それを教えてしまうと、学校の備品で置いてある楽器(例えばクラシックギター)なんか弾けなくなってしまう訳ですが。

 結局、全てが万事そんな具合で、「物作りが日本を支えている」と言いながら、先端技術の話ばっかりで「良いものとは何か」という基本的なことを学校では一切教えてもらえなかった気がします。

 その結果、工具とかでも、基本的な機能さえ満たしていない道具が堂々と売られていて、それをこっちの方が安いからで売れちゃったりするんですよね。

 安いの買うのが悪いって言ってる訳じゃ無くて、単に同じもの(に見える)から安い方を買うんじゃなくて、なぜ安いのか(言い方を変えればどこが劣るのか)を知った上で、「この程度なら妥協できるか」で、安い方を選んでほしい訳なんです。

 無駄話はまだまだ続きます。
EDIT  |  09:00  |  私の雑記帳  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2010.07.21 (Wed)

師の言葉

 3連休、遊び過ぎて疲れが抜けません。。製作も停滞(接着不良発生で、無理に進めない方がいいかなと判断)気味で、ネタも無く更新を怠けておりました。

 これではいけないと、何か書いてみます。私の製作の師のことなど・・・。

 何回も書いてると思うので、重複だと思いますが復習を兼ねて。超素人といいながら、私自身は約8年間、ギター製作をプロ製作家に教わっていました(過去形なのはその人が製作を辞めたので)。

 まあ週1回ペースでしたので、多めに見積もっても、ちゃんと習った人の2年分ぐらいにしかならないので、まあ大したことないんですけども。

 今となっては、全く教わった通りに作っておらず、我流(設備とかの事情もあるし、ジグ作るの面倒だし)の製作方法を公開してるんですけど、実はちゃんとプロのやり方で作ることもできるはず!?

 まあ、それはいいんですけど、師の言葉の中で、「製作過程を隠す必要なんて全くない」(といいながら私が習っていない企業秘密も当然あったようですけど)というのがありました。

 理由を聞くと「同じやり方をしたところで、同じように加工できるかどうかは別問題だし、同じ形に作ったとしても、同じ音のギターにはならない」とのこと。

 「やり方を盗みたければ盗めばいい。今まで何人もに教えてきたが、同じようにできた奴は一人もいない。例えば〇〇にも教えてやったが、できなかった」(〇〇は多分現在も製作をしているプロの方です)。

 その自信がプロとしてのプライドなんでしょう、多分。生涯アマチュアの私が、その道云十年の師の音を超えることは永久に無いだろうなと思う今日この頃です。
EDIT  |  10:46  |  私の雑記帳  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2010.07.09 (Fri)

低音弦は強く弾いてなんぼ

 ふと思い出したので。

 私、最初はフォークギターから入って、十数年前にクラシックギターメインに転向したんですけど、その時、最初に指摘されたことをちょっと書いてみます。

 THGFでも思ったんですけど、アコギメインの方って、低音弦を優しく弾く方が多いように思います。私はギターアンサンブルで長いこと、3rdとか4thという低音パートを担当していた(今は主に2nd)ので、低音は”どーん”と強く出すという習慣がついているので、すごく物足りなく感じてしまいます。

 実際にギター作る時も、如何に気持ちいい低音を出すかに苦心(腐心!?)していたりするので、ついつい心の中で「もっと”どーん”と強く鳴らさないと、このギターの(数少ない)いいところわかんないよ!!」って思っちゃいます。

 ここから昔話。私自身もアコギ弾きだったので、クラシックギターちゃんと弾き始めた時に、「低音が弱い!もっとはっきり出して!!」と何度も言われました。

で、強く弾くと”ビーン”っていう弦がフレットに当たって濁った音が。アクセント効果でそんな感じで弾く時もあるんですけど、基本的にはNGですよね。

そんな音を出した途端、「低音は”アポヤンド”が基本」と厳しい指摘が・・・。

 では、ちょっと図で説明。

20100709-1.jpg


 分かりにくい図であれですけど、極端に表現すると、Aの方向に弦が振動すれば、どんなに強く弾いても、弦がフレットにあたって”ビーン”っていう濁った音はでません。

 Bの方向に振動すると、少し強く弾いただけで、すぐに”ビーン”っていう音がでちゃって、ダメだしされちゃいます。

 頭ではわかっていても、実際できるようになるまで結構かかりましたが、これができるようになると、アルペジオが格段に良くなりますし、運が悪いと、すごく鳴るギターと思っていた自分のギターが、すごくしょぼい低音しか出ないのに気づいてしょんぼり・・・なんてこともあるかも!?

 「低音弦は強く弾いてなんぼ」

私の座右の銘・・・って程の事もないんですけどね。。
EDIT  |  09:00  |  私の雑記帳  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2010.05.24 (Mon)

イタリアの高級品

 日曜日に演奏会があったので、そちらに集中(普段練習していない報い・・・)でblog更新できませんでした。

 っで、イタリアの高級品のお話。

 その一品はカラーチェ。鉄弦系の方にはなじみ無いかもしれませんが、ボウルバック・マンドリンの最高峰と言っていい楽器だと思います。

 演奏会の折に、お知り合いのカラーチェをちょっとじっくり見せてもらいました。ちなみに新品定価100万円クラスのブツ(クラシコÅ!?)です。

 結構、仕上げ粗かったです。特に塗装が、下手くそな私と大差ない気が(^^;)。音は、その道10年以上の演奏家が買った銘器ですから、疑いの無いところですが。

 そういえば、スペイン製の高級ギターでも結構、塗装の粗いギターあるよなあ・・・。

 でもスペインとかは塗装専門の職人がいて、塗装だけ外注に出してる製作家多いはずだから、塗装職人が粗いのか!?

 カラーチェも結構おっきい工房だから、塗装専門の職人 or 外注のはずだけど・・・。

 それに比べて日本の楽器って仕上げ綺麗ですよねえ。綺麗なだけで鳴らない○○とかいうのも在りますけど(いつものように自主規制)。

 まあ、楽器なんだから仕上げより音なんでしょうけど、日本じゃあの粗さは許されないだろうなと。

 "仕上げは粗いけど、この楽器でしか出せない音がする"・・・外国の楽器ではよく聞く冠ですが、そのあたりが、国民性の違いなのかなあ。。

 結論?何にもないです。ただ感じたままを文章にしてみました。。
EDIT  |  09:00  |  私の雑記帳  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑
PREV  | BLOGTOP |  NEXT