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2018.12.31 (Mon)

表板の製作~その1

DSC_0607.jpg まだ1月1日になっていませんが、気が向いているうちに作業を始めることにして、図面を描いてみました。サイズはパーラーギターサイズにして、"α"のデザインをベースにとりあえずサウンドホールからカッタウェイのあたりのデザインから。

 あくまでもinspiredでcopyではないので、私の技術的に可能な範囲に留めています。力木は今のところ決めていませんが、本家はカーシャらしいです。カーシャ・ブレーシングも実は私は浅からぬ因縁(っというほどでもない)があるのですが、それはまた別の機会にでも。ちなみに第2サウンドボードも内蔵してるそうですけど、雑誌の写真と簡単な説明文からだけで、とても再現できないので割愛します。。

DSC_0610.jpg 表板は、こちらのサウンドホール用の下穴が二つほど開いてる"as-is"なシダーtop材を使います。アメリカから入手した、マーチンのアウトレットっぽい材です。訳アリ品ですが、なかなかいい材料です。できれば、接ぎ合わせは自分でした方が安心なんですけど、まあ大丈夫でしょう(多分)。

 早速、設計図を表板に転写・・・なんとか、"as-is"な下穴は外して表板をとることができました。ブックマッチに割って、厚みを出して、接ぎ合わせするという工程をすっとばしたので、かなりの時間の節約になりました(笑)


内田 光広 U-HLC 1990s アップル・ギターズ


 鈴鳴りともいわれたマーチン系の音と違う、金属的な音。それは、ある意味、スペインのクラシックギターの低音の響きに通じるものがあるような気もします。硬い低音と柔らかい高音。矛盾しているかのような表現ですが、それが私の理想の音です。
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2018.12.29 (Sat)

序章

 2000年から大阪市内でギター製作の指導を受け始めて、完成したのが2007年。2009年から松ギター堂の屋号で、本格的にギター製作(1号機はなぜかシリアルNo.004)を始めて2019年がちょうど10年目。特に節目を意識したことはなかったのですが、せっかくの区切りの年なので、今年のTOKYOハンドクラフトギターフェスへの出展作品は、そのあたりも踏まえて一本作ろうかと思い立ちました。

 Blogも最近はずっと放置していたので、この久しぶりに製作記の連載を復活してみます。シリアルNo.004の製作記の時と同じく1月1日にスタートで始めたいのですが、気分が乗っているうちに、書き始めたくて、とりあえず序章を書き始めました。数年前にとある方の紹介で、長年の憧れの方だった内田光広氏にお会いすることができました。氏のギターを初めて知ったのはPlayer誌1992年11月号の特集記事でした。当時はwindows95発売以前で、インターネットなどという言葉も知るはずもなく、雑誌だけが情報源の時代でした。

rps20181229_154929.jpg 1992年11月号が見当たらないので、1998年8月号のPlayer誌を引用しました。この2台も掲載されていたように思うのですが、今までの私のアコースティックギターの概念を根底から覆すようなギター達でした。それ以前も、個人作家ではシーガルの塩崎氏、メーカー系ではK.yairiさんのオーダーメイド等、手工品を意識させるギターが無かったわけではないのですが、ルシアーメイドのギターの凄さを感じさせてくれたのは、内田氏が初めてだったと思います。

 それから20年ほどして、初めてお会いし、工房を見学させていただき、いろいろとお話も聞かせていただきました。オーダー品を作る前にまず試しに一本作ってみて、それで満足できれば、納品するギターを作るといった"マジか"と言いたくなるような話も有り、夢のような時間を過ごさせていただきました。

 っで、ちょっと親しくなった気になって(笑)、「〇〇さんのギター(その方、いろいろあって、今はもうギター作ってないそうです)、内田さんのギターの仕様、パクッテますよね?」などと聞いてみたところ、「出来上がった後で、真似させて貰いましたと連絡あったよ。いいよと言ったけどね」とのこと。

 そこで厚かましくも「僕も真似させて貰ってもいいですか?」聞いたところ・・・「いいよ」と快諾いただきました。それから何年もたつので、ご本人は全く覚えていないと思うのですが、内田さんを始め、今まで影響を受けた幾多のギターデザインを混ぜ合わせて、10th anniversary modelを製作してみたいと思います。内田さんは勿論、影響を受けた多々のギターの仕様を完全再現する技術は無いので、自分のできる範囲で作ってみようと思います。


UCHIDA GUITARS B-HLFC (Flamed Maple) - Dolphin Guitars


 河野ギター出身の内田光広氏。工房に遊びに行かせていただいた時も、修行当時のお話を少し聞かせていただきました。その時作っておられたギターもこちらの動画のギター同様、派手な装飾のないシックで小振りなギターでした。また、このギターに採用されているカッタウェイのスタイル、始めて見たときは、目から鱗の衝撃でした。
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