2020年05月 / 04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月

2012.01.12 (Thu)

マーチン バックパッカー リペア(3)

無事、ブリッジは外れましたが、再接着にあたって課題がひとつ。

20120112-1.jpg

サウンドホールが極小で、かつ胴の厚みが無いので・・・サウンドホールからクランプが入れられない。。

となると、胴の外からブリッジを固定する方法しか使えないので、クランプを強く締めると、表板とか裏板が割れちゃう危険があります(ちゃんと意味伝わってるかなあ!?)。

そうなると、表板の接着面と、ブリッジの接着面が完全にぴったり合っていないと、ちゃんと接着できない訳で・・・。

あわせ方は二通り思いつきました。

ブリッジの面だけをひたすら表板の形に合わせる方法・・・バイオリンの駒の足を表板のRに合わせるのと同じ手法を使うわけですが、具体的なやり方は、今回はこの方法は採用しなかったので割愛(笑)

もうひとつは、表板とブリッジの両方を削って、面を合わせる方法。今回はこちらのやり方を採用しました。

20120112-2.jpg

表板側は、ノミの腹を使って平面を出す方法で、接着面を整えて、

20120112-3.jpg

ブリッジ側はスクレイパー(のようなもの)を使って、接着面を整えます。

ここは、置いただけで(クランプを使わなくても)隙間無く接着面が合う状態まで仕上がれば、ブリッジを接着します。

出来るだけ、ギターにストレスがかからないよう固定する方法を試行錯誤したところ、

20120112-4.jpg

ブリッジの前側は弦を張ったテンションで押し付けて、後ろ側はカムクランプで浮かないように軽く締めてやる方法を採用(^^)

こんな方法とっている人、他に見たことが無いので、邪道なんでしょうけど。。

普通の形のギターなら、「紐」と「簡単な道具」を使って締める方法もあるんですけど・・・バックパーッカーの形状では上手く力がかからないんで、ちょっと使えませんでした。

結果的にちゃんと隙間無く締められて、かつ最小限のストレスで接着できれば、何でもOKということで(^_^;)

こうして、ブリッジは無事再接着できましたが・・・まだ続いたりして。。
EDIT  |  09:00  |  ギター修理  |  TB(0)  |  CM(4)  |  Top↑

*Comment

■すごいです。

リペアできるのってカッコよいです!
しかもこんな張り付け方想像できませんわ。
いやぁ面白いです。
勉強させていただきやす!
Kazu |  2012.01.14(土) 18:19 |  URL |  【コメント編集】

■kazu 様

風邪ひいて更新が滞ってるmatsuです。

今回はクランプは入らない、手は入らないで苦肉の策でした(^^;

実際に工場ではどうやって作ってるんだろう?!
matsu |  2012.01.15(日) 10:15 |  URL |  【コメント編集】

風邪、しんどいですね!
無理せずお大事に・・・

工場じゃ先にくっつけちゃってるんじゃないっすかね?
そんな訳ないか?
きっとかしこい道具があるんでしょうね。

2012サウンドメッセ大阪開催決定ですね!
今年は九月だそうですよ。
Kazu |  2012.01.15(日) 18:12 |  URL |  【コメント編集】

■kazu 様

謎の製作工程ですね(笑)・・・youtubeに工程upされてないかな(^_^;)

アコフェスの末期を知ってる(最後の2007年がガラガラだった)人間から見ると、サウンドメッセの盛況ずっと続いて欲しいと切に願うばかりです。。

個人的には、年2回のイベント出展はアマチュアでは製作が追いつかない感も(-_-;)

時間が欲しい(本音)
matsu |  2012.01.15(日) 22:11 |  URL |  【コメント編集】

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

*Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | BLOGTOP |