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2012.06.16 (Sat)

何かの代わりではなく・・・

「シープレス」と「カヤ」
「メイプル」と「トチ」

この事例わかります?

前にも書いたことがあるので、あれなんですけど、昔の普及品の国産フラメンコギターで、「シープレス(糸杉)」の代わりに「カヤ」を使ったものがあります。

また、これも普及品だと思うのです、が国産のコントラバスで「メイプル」のかわりに「トチ」をつかったものを見たことがあります。

国産材に限った話ではなく『「ハカランダ」が手に入らなくなったので「○○」を使用』みたいな表記もネット上でたまに見かけます。

『「○○」は「ハカランダ」に非常に近い性質で・・・』とかいう感じの売り文句で。

私なんかは製作経験が非常に少ないので、「故障さえしなければ、材料なんかなんでもいいじゃん」って風に思うんですけど、それって多分違うんでしょうね・・・よくわかんないんですけど(-_-;)


話はかわって、ヒノキギターを作るきっかけの話です。

「このヒノキでギターを作れませんか?」とラモシオンさんに聞かれたとき、前段に「ヒノキで作ったカホン、すごくいい音してるんです」という言葉がありました。

「スプルースの代替としてのヒノキを使えないか」ということではなくて、「いい音を出すこのヒノキでギターを作れませんか?」というスタートなんですよね。


またまた、話はかわって、昔、オフコースの「愛の中へ」(作詞:小田和正)っていう歌が流行りました。



誰にも似ていない    あなたはあなたで
だから僕はあなたのこと かけがえのない人だと思う♪


「だからどうなの?」って聞かれても、別段、何の答えも無いんですけど、趣味嗜好の世界なんですから、「違い」は、「差」ではなく「個性」、あるいは「優劣」ではなくて「好み」と思ったほうが楽しいと私的には思うんですけどどうでしょうね。
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*Comment

■まあ私も基本……

良い音、気に入った音が鳴る、尚且つ耐久性がある(ここ重要)材なら何でも良いと思ってます

しかし私も残念ながら材の知識が乏しいので、先人の使用されてきた材、或いは材木商から入手出来る

これらの材から作ってます

ラミレスⅢ世が杉を見つけたように、まだきっと良い材があると思うのですが……

そう言う意味でアマゾンとある意味似た感じのサバ州(マレーシア)の材を積極的に使って製作してるジェフリー・ヤンには非常に注目してます
輝 |  2012.06.16(土) 14:32 |  URL |  【コメント編集】

■輝 様

いつもありがとうございます。

とりあえず、どんな材料でもギター作ってみるっていうのは、アマチュアの特権なんでしょうねえ。。

出来上がった楽器が市場で評価されるかどうかを気にしなくていいんですから(^^;

そう考えると、ジェフリー・ヤンさんってすごいですよね。

あれだけの評価のある人だから、スプ+ローズで作っていれば、普通に売れるのに、あえて自国産材を使うなんて。

彼に会うためだけにマレーシアまで行ってもいいかなと思う今日この頃(^^)
matsu |  2012.06.16(土) 16:28 |  URL |  【コメント編集】

そうそう、所詮人間なんて“好きか嫌いか”でしょ判断材料は?

だから人それぞれでいーんですよ。
Be-m.R |  2012.06.16(土) 19:32 |  URL |  【コメント編集】

■Be-m.R 様

そうですよねえ(^^)

昔、「ギターはプロレスだ」と言っていた方がいました。

オーケストラ系の楽器は、楽器の材料とか、これがいい音って感じで、お作法と言うか様式というかがあって、その規準にしたがって作られている。

しかし、ギターは表板にスプルースのものもあれば、シダーのものも、エゾ松のものだってある。

裏板も、ローズウッド、マホガニー、メイプルetc.と何でもあり。

音だって、マーチンもあれば、ギブソンもある、200万円のソモギが好きな人もいれば、1万8千円のFG-180が好きな人もいて、どっちも評価されている。。

投げても、蹴っても、殴っても、時には反則もOKと、何でもありのプロレスと一緒だって。。

だから私はギターが好きなんでしょうねえ、多分(^_^;)

P.S.

この話、blogのねたに使おうと思ってたんですけど、使いどころが無くって、今、使っちゃいました(笑)
matsu |  2012.06.17(日) 00:28 |  URL |  【コメント編集】

■お茶を濁すようで

私も色々な材料で作れるところがギターの面白いところだと思っています。

ただ、400年の歴史があるバイオリンはそれだけの歴史があるので400年の間に色々やられてきたことでしょう。
世界は広いですから色々な材料を試されてきたと考えます。それでもスプルース+メイプルが揺るがないのにはお作法以上の人類に共通するといってもいい音の良さがあったのだろうと思うんですね。

それと同じで、ギターにスプルースとローズが選ばれてきたのにはまだ過渡期ですが音のバランスがとても良いからだろうと考えます。
民族楽器などはこれはこの音でいいんだと完結されていますが、ギターのような楽器で普遍的なより良い音を目指すのであればスプルースとローズに匹敵するような組み合わせを探していくことになるんでしょうね

たいした知識もないのにご無礼しました
nagasaka |  2012.06.17(日) 21:34 |  URL |  【コメント編集】

■nagasaka 様

コメントありがとうございます。

うちの師も含めて先人も、いろいろな材料を試していたようで、例えば「○○は、粘くてダメだ」とか、「××は割れやすい」とか、それいろいろ教えてもらったことを思い出します。

例えばなぜ紫檀ではなくローズウッドを使うのかは、紫檀を扱われたことがある方なら容易く想像できるように、nagasakaさんのご指摘通り、歴史の持つ意味は大きいと思います。

それでも新しい材料を実際に使ってみて、一般的でない理由は、音なのか、加工性なのか、耐久性なのか、見極めて見たい・・・あんまり深い意味のない誘惑に勝てなくて(^^;

今度は、紫檀曲げたら、ケヤキ曲げたとき以上に驚いてもらえるかなと、変な色気を出してみたり(笑)
matsu |  2012.06.17(日) 23:32 |  URL |  【コメント編集】

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