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2012.11.25 (Sun)

シリアルNo.016 ヒノキウクレレ 指板製作~ネック入れ

ネックが粗方できれば、ちょっと気分を変えて(笑)、指板を作っていきます。

指板材は、硬くて色の濃いものがよく使われます(メイプル指板もありますが・・・)

柔らかいと指板がえぐれやすくなりますし、白木だとよごれやすくなります(ストラトのメイプル指板は塗装してますね)

今回は、オールヒノキのウクレレがコンセプトですので、指板もヒノキからとります。

色白なのは避けようがないとして、硬さは確保したいところなので、ヒノキギターを作ったときは捨てちゃった(本当はあて木に落としたんですけど)、心材を使います。

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自動カンナで厚みを出して、ノコギリで長さカットし、カンナで側面の直線を出します(テーブルソーで切断するときの基準の直線になります)

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カンナで出した直線を基準に、テーブルソーで長方形に切り出します。

これは後述する加工の都合で、指板材として売られている材は先細に加工されているものが多いように思います(数少ない経験則)

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側面の直線を基準にフレット位置を書き込みます。

1枚目の写真でカンナで出した直線が基準になります。

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テーブルソーを使い、フレット溝を切っていきます。

ここでも、1枚目の写真でカンナで出した直線が基準になります。

最初でいい加減なことしちゃうと、あとがグダグダになっちゃうので、最初が肝心っていうだけの話なんですけどね(笑)

目視による一発勝負なのですが、悩んでも仕方ないし、ゆっくり通していると溝が広くなって使い物にならなくなるので、一気にスパッと通します。

ジグを使えば精度のアベレージは上がるのですが、ジグだって使い込めば精度は甘くなりますし、絶対に失敗しない訳じゃありませんから、当面は目視で行くつもりです(笑)

老眼で罫書きが見えにくくなってきたら、ジグを導入を考えることにします(問題の先送り)

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こんな感じに切れたら、指板形状(テーパー)を書き込んで、

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カンナで整形します。

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テーパーに加工できれば、指板のお尻の形を書き込んで、

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小刀を使って整形します。

この辺りはペーパー(ベルトサンダーとか)を使って、整形するのも有りだと思います。

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こんな感じにできあがりました。

で、ここで今更の話なんですけど、ネック幅は指板幅で決まってきますので(私だけ?)、ネック整形の前に指板を作成するのが正解のように思います。

できるだけ分かりやすいように、製作記は実際にした作業と入れ替えて書いているのですが(実際の作業は結構思いつきの順でしています)、それでも説明の都合で矛盾は若干でてきますね(汗)

一応ここで、整理しておくと、ブロック製作・整形→側板曲げ・側板接着→ライニング貼り付け→裏板製作→裏板側側板整形・裏板接着→表板製作→表板側側板整形・表板接着→指板製作(もっと前に作っても可)→ネック整形→ネック入れ→指板接着→ブリッジ製作→ブリッジ接着(塗装後、ブリッジ接着の人も多し)→塗装→仕上げ(ナット、サドル製作含む)あたりがいい感じかなと思うのですがどうでしょう!?

まあ、手順は個人差もありますし、製作者(あるいは指導者)の考え方もあるので一概に何が正解とは言えないんですけど。

例えば、ブリッジ製作でいうと、設計図通り作る(あるいは作れる)のであれば、もっと早い段階で作ってもOKでしょうし、現場あわせで図面どおりに作らない(あるいは作れない)のであれば、私の工程の方が無難な気がします。

当然、今構想している2日間で作れるウクレレ教室の場合は、ある程度部品は作っておく、作業効率を優先で考える等、条件が異なってきますので、また違う順番になる訳ですが(^^;

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では、ネックを入れていきます。

今回はハタガネ1本で締めていきます。

接着剤はエポキシ系を使っています。

ここは、全音ウクレレキットみたいに、輪ゴムを使った方が便利かも(笑)

ちょっと工夫の余地ありですね。。

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ネックが入れば、ヒールを裏板とフラットに落とします。

ノミを使ってますが、教室形式のときはどうしましょう!?

最初から(渡す部品の段階から)高さを出しておくほうが無難かもしれないですね。。

何せ2日間(8時間×2日)しかないですし、小学生でもできることを前提にしていますから(^^;

20121015-12.jpg

指板接着前に表板とネックをフラットに調整してるんですけど、写真とってないので省略(苦笑)

今回はネックは仕込み角無しでフラットに入れています。

ちなみに、前にウクレレを作ったときは、クラシックギター同様にマイナスの仕込み角をつけたんですけど・・・まあどっちでも問題なかったです(笑)

ということで、接着面が仕上がれば、指板をクランプで固定して接着。

クランプで締めると指板が滑ってずれやすいので、ピンを打つとか、他の固定用具を使うとか考えないといけないかな!?

指板が多少ずれても、ブリッジ位置で修正できるといえばその通りなんですけど、それ以外にもネックとか指板の修正もしないといけなくなる場合があるので、できれば正確に貼りたいんですよねえ。。

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と言っている間に、指板が貼れました(笑)

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こちらが今回使用する、フレットワーヤーとポジションマーク、from 大和マークさん。

全身ヒノキなので、白蝶貝とかアワビとか使うと目立たないので黒蝶貝です。

でも、ウクレレってポジションマークいるのかなあ!?

完成後にシール貼るパターンでOKのような気がする。

何せ、指板の厚みが3mmぐらいしかないので、直径1mmぐらいのポジションマークしか入らないんですよねえ。。

今回は、ネックとの境い目に穴開けて、無理やり黒蝶貝放り込みましたけど(後述)

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ギター同様、プラスチックハンマーでフレット打ち込み。

これも教室では事前に打ち込んだものを渡すことになると思います。

指板と胴をフラットに貼るなら、接着前後に指板を整形する必要はありませんから。。

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打ち込み完了。

写真の状態は、既にフレットワイヤーの端処理終えた状態です。

端を処理してる写真は撮り忘れました(^^;

まあ、ギター製作のときにいつもやってる作業なので、そちらをご参照下さい(手抜き)

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フレットが打てれば、南京カンナでネックを整形。

グレーベンとかの製作風景を見ると、ベルトサンダーで整形してますね。

綺麗に仕上がるなら、どっちでもいいです(笑)

教室の折は粗整形したものを渡し、ペーパーか半円ヤスリで整形かな。。

半円やすり安くないから、ペーパーになるような気がします(苦笑)

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0フレット付近は小刀で整形。

これも粗加工はこちらでしておいて、ペーパーで仕上げかな!?

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ギターみたいにヘッドに返しをつけてみたんですけど、多分いらないですよね(苦笑)

カマカとかにも付いてないし。

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作業風景は省略しましたが(ピンバイスで穴明けただけ)、黒蝶貝のポジションマーク。

やっぱり2mmとかでは大きすぎますね(汗)


本日の記事はここまで。次回完結(の予定)です。。
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