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2013.09.10 (Tue)

ギター製作の工程について

最近は似たような内容ばかりなので、ギター製作の工程は殆どupしていませんが、毎回少しずつ変えていたりします。

仕様で言えば、例えばブリッジプレートの形。

20111021-6.jpg

最初は方形の小さめのブリッジプレートを貼っていました。

メーカー品は大きめのブリッジプレートを貼っており、大きすぎるものは強度は出るけれど、表板の振動を抑えるのではと何となく思って。



少し前から、後部(エンドブロック側)に丸みを付ける形に変えました。

公開されている手工ギターの内部構造の写真などを見ると、丸く加工しているものを良く見かけますので。



最新の作品はブリッジプレート自体を大きくしてみました。

これはJeffrey Yong氏のアドバイスを受けて採用してみました。

力木を太くて低いものから細くて高いものに変えたときは劇的に音がかわりましたけど、ブリッジプレートを少し変えたぐらいで劇的に音が変わることはないと思いますが、小さな積み重ねが音を作るということで(^^;


作る手順も毎回少しずつ違います。

材料の入手状況によって材料がある作業から先にするとか、先に施工するのを忘れていて後からする等(苦笑)

よくするのが、トラスロッドの溝を切り忘れたままネックを入れてしまって、後から手彫りするというパターン。

機械なら5分、手彫りなら1~2時間・・・いつも納期との戦いになる私にとってはこの差はちょっと大きいかも(--;

話がえらく反れました(汗)

直近の例でいいますと、指板の接着~フレット打ちの順番。

20120503-1.jpg

通常は、「指板接着」→「R加工」→「フレット打ち」の順で施工していますが、



今回は、「R加工」→「フレット打ち」→「指板接着」の順で施工しました。

理由は、指板接着後フレットを打つと、15フレット~19フレットあたり(13Fジョイントの場合です)のフレットが非常に入りにくく、いつも苦労するので、今回はフレット打ちを先にしました。

細かいことで言いますと、それに付随してネックの仕込み角を従来より少しだけ(0.5度程度)きつくして、胴の表板側のR(R30)とネックの指板面が面一になるようにしたのですが・・・まあそのあたりは作り手の都合なので、詳細な説明は省略です(笑)

次回は表板のRをもう少し緩め(R45等)にして、ネックの仕込を従来の角度に戻そうと思っていますが、まだはっきりは決めていません(^^;

ちなみにネックの仕込み角が緩いほうが私らしい音のギター(倍音系)に、ネックの仕込み角がきつい方が最近はやりのすっきり系になるように思いますが、気のせいかもしれません(笑)

とりあえず、毎回同じことをしていては進歩がないので、まだしばらくは向上心をもって試行錯誤を続けていきたいと思います。
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