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2010.01.18 (Mon)

ヴァイオリン

 昨日、ふと思い出した師匠の言葉について。

「いい弦楽器を作ろうと思ったら、一度ヴァイオリンを作ってみなさい」

 マーチンのアメリカ移住のケースじゃあるまいし、ヴァイオリン製作者がギター製作者よりどうこうと言うつもりは毛頭ありません。ヴァイオリン製作者が作ったギターを試奏して(誰かは企業秘密)鳴らないケースも体験していますし、ヴァイオリンのノウハウとギターのノウハウは違いがあるのも事実だと思います。

 っで、本題にはいりますけど、ヴァイオリンって、1600年代のストラディバリウスの時代以前、1550年頃には現在の形が確立されていたようですので、基本的には、500年近く前の形のままです。歴史は、まあいいんですけど、古く形が作られた分、ギターに比べると構造は非常に簡単です。表板、側板、裏板、バスバーに魂柱etc.

 すっごく前にこのblogで書いたと思うのですが、「海峡を渡るバイオリン」っていうTVドラマで、塗装に異常にこだわるところが描かれていました(私的には、原作の本の方がドラマよりおもしろかったです)。まあ、塗装だけじゃないんですけど、音を作る構成が少ない分、各部分での表板の厚みの差異とか、塗装の厚みとか製作者は非常にこだわるようです。

 ヴァイオリンの常識をそのままギターに持ち込めないにしても、クラシックギターでは、場所によって表板の厚みを変えるというのは普通にされていますし、弦の張力が弱い分、少し塗装が厚すぎるだけで鳴らなくなります(体験済み)。いい音を作るには、その辺りのこだわりを蓄積していった延長線上にあるのかなと最近思うようになりました。

 その辺の重要性や板厚や塗装の厚み、硬さへの音の影響についてのノウハウを身につけるには、「ヴァイオリン」を作って、基礎的な理屈を体感することは意味があることなのかなと思ったりもしています。

 特に最近はアコースティックギターもインスト系が流行ってきて、クラシックギター的な音作りへのアプローチ(これも最近思ったことがあるので、後日書きます)が必要なのかなとも感じていますので、余計なのかもしれません。

 えっ、私ですか?ヴァイオリンを作るのにどれだけ時間と手間がかかるのか知っているので(いわゆる「門前の小僧云々」)、そこまでの気力は・・・。。
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