2020年05月 / 04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月

2010.02.08 (Mon)

virtualとrealの狭間(6)

ネットの接続がダウンしてしまい、blogの更新がなかなかできませんでした。まあ、製作の方も実際の進行に追いついてしまい、特にねたも無かったので、渡りに船の感もあったりしたのですが。。

 で、本日は結構前に書いてあったけれど、お蔵入りにしていたねたです。「分解と再構築」について。

 「鋼の錬金術師」という漫画がありまして、そこで、「分解」と「再構築」という話が出てくるんですけど(詳しいお話は、一杯ネット上に情報があるので、調べてみてください)、自分のイメージするいい音というものがあって、それを作りだすために、楽器製作者は分解と再構築(特に分解)の試行錯誤を繰り返しているのかなと思った話です。

 製作者には「完成品=自分が最高と思う音」という完成形が当然あると思います。「再構築」つまり、楽器に作りあげていくには、「自分が最高と思う音」を完成形から遡って、分解していくことで、作り上げていくものと私は考えています。

 例えば、ブリッジを塗装前に貼るクラシックギターの場合、「完成品=塗装前の楽器の音+塗料による音の変化」に分解できます(余談ですが、私の師匠は塗装の厚みに、とってもこだわっていました)。「分解」=「工程」をひとつずつ戻していくということなのですけど、この段階で、理想の音を出すためには、理想の音のギターの「塗装前の楽器の音」がまずイメージできていて、そこに自分が最高と思う音を作るために必要な「塗料の種類や塗りの厚さ」を加えていくことになります。

 更に分解する(工程を遡る)と、「塗装前に弦を鳴らして出る音=胴をタッピングした時の音+ブリッジを貼って出る音」になりますので、自分が最高と思う音を出す塗装前の音を作るには、ブリッジを貼る前の胴をタッピングした時の音がどんな音で、そこにどんな「ブリッジの厚みや形状」のブリッジを加えるかに分解されます。

 これ以上書いても仕方がないので、ここまでにしますが、ギターを語る時に、「材料がどうだから」とか、「力木がどうだから」とか工業製品的なアプローチが多いことを(大量生産品は工業製品そのものなんでしょうけど)、少し残念に思います。個人的には、材料や力木なんて、小さな差異のひとつにしかすぎず、それ以上遥かに多くの差異が集まって、その製作家のギターの音が構築されていると思っているんですけどね。

 とりあえずここまでは、案外正論だと思います。明日から、暴論になるかな!?
EDIT  |  14:55  |  私の雑記帳  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

*Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

*Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | BLOGTOP |