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2010.03.08 (Mon)

鉄弦ギター 最後の仕上げ

 鉄弦ギター製作記もようやく終わりが見えてきました。

20100308-1.jpg

 ナットの溝は深すぎると、開放弦でビビってしまい何ともならなくなりますが(作り直せばいいだけなんですけど)、高すぎると弾く時にとってもストレスがたまります。

 私の場合、少し削っては調弦して弾いてみて、また弦をゆるめて削ってという作業を、6弦とも行います。写真を撮っていないのであれですが、溝の深さが決まれば、弦が顔を出すところまでナットの上部を削り、Rのつけ直しといった再整形をします。

 最後に両サイドの面を取って(以前持っていたTaylorのギターは面取りされてなくて、痛かったのを覚えています。自分で面取りしましたが)、ストレスなく弾けるのを確認した後、コンパウンドで磨きあげます。

 実際にはこれで仕上がりではなく、弦をはって数日おいていると、弦高が少し上がってくる場合が多いです。観察していると、ネックが反ってくるというより、表板がある程度持ち上げられて、弦高があがることが多いようです。

 多くの場合、そこでサドルの調整を行えばよいようですが、ネックに反りが出た場合、軽い反りならフレット合わせで、結構な反りならフレットを抜いて指板を少し削ってやります(0~3フレット辺りで反ることが多いように思います)。

 弦を張って数日置いておき、ある程度の変化が出きったところで、最終調整をおこないようやく完成です。

 さて、今回初めて追記というのを書いてみます。ちょっと激しいことを書いているので、指板について某高級ギターの仕様に夢を持っておられる方は、見ない方がいいと思います。。

【More・・・】

 何回か書いてますが、某ギター(結構な高級品)はネックが起きてくるのを想定して、14フレットから上の指板が下がる仕様にしてあるとおっしゃってる方を案外よく見かけますが、初期段階で出る反りはロッドの効いていないナット付近で出ることが多いですし、ネックの元起はダブテイルの精度の問題が大きく、元起きしてきたら、ヒールと胴が空いてきたり、ヒールが割れたりしますので、指板を垂らすことで解決なんてできません。

 表板をフラットに仕上げて、ネックに仕込み角を入れ、そのまま貼ると当然指板は垂れます。胴とネックがフラットになるように仕上げる、あるいは指板を貼る時に裏を削る、又は貼った後に指板面を削ったりするといった手間を省いているだけのいわゆる手抜きだと思います・・・今まで我慢していたけど、とうとう言ってしまった(-_-;)

 ちなみに今作ってるパーラーギターの指板も実は垂れています。理由ですか?合わせ込むのを忘れてただけです。貼ってから気がついて、多少指板面を削って調整したのですが、サイドポジションマークを既に打ってあったので、あまり削ると位置が変になるので、完全に修正するところまではいきませんでした。
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