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2010.09.29 (Wed)

なぜ物作りにこだわる!?・・・何となく補足

 表板の厚みについて、少し不親切だったかなと思うので多少補足を。

 バイオリンの製作用の図面って、見たことがない方が多いと思うんですけど、バイオリンの銘器っていうのは、完全解析(っていうのかなあ)されていて、この部分の板の厚みは何ミリとか図面には全部書きこんであったります。

 製作者の考え方もありますので、全く同じように作る訳ではないでしょうけど、ギターのように力木で調整ができない分(内部の構造材と言えるのは、バスバー1本と魂柱1本ぐらい?)、板厚は音を作る上で非常に重要なポイントになったくるんだろうなと推測する訳です。

 それはバイオリンだけのことかというと、そうでもなくて、鉄弦で言えばフルアコ(アーチトップという方が一般的?)なんかでも、バスバー(っていうのかな?)は通常2本あるだけですので、結構各部位の板の厚みはシビアだったりするようです(作る人によるでしょうし、機械で「がー」っと削ってる場合、そこまで配慮してないと思いますけど)。

 クラシックギターでも、場所によって板厚を変えるのは普通にしていて、例えばホームページでリンクさせていただいているhideさんのホームページとかみせてただくと表板,裏板と側板の厚さについて記載されたページにおいて、表板の厚みが場所によって違うことがわかっていただけると思います(もっと詳しく書いた人もいた気がしたけど、失念しました)。

 他にも鳴らすための工夫が隋所にある訳ですが、こういうことをしているのとしていないのと差が、クラシックギター等で中級者以上が量産品を使わない理由になっているんだろうなと思ったりします(例えば、安価なものは高音弦のハイフレットの音とかが使い物にならないものも多くて、弾いてても楽しくなかったり)。

 前にも書きましたけど、「Godin Acoustic Guitar」(Seagullとかsimon&patrickだったりする訳ですが)っていう動画なんかをみていると、こういうことは全く考慮されていないんですけども(撮影してないとこで、タッピングで微調整とかしてたらごめんなさい)、それでもそれなりに音が出てしまうところが鉄弦マジックな訳です。

 まあ、量産品でそこまでしてたらとてもあの値段では売れませんから、それはそれでいいんですけど(表板合板なんて論外になっちゃうし)、「手工品は量産品ではできないこんなことをしてるから鳴りが違うんだ!!!」ということを知る機会がなかなかない上に、アコースティックギターは弦自身が鳴ってくれるので、量産品は手間賃、手工品は技術料だっていう明確な仕分けが、すごく曖昧になっちゃってる気がするんですよね。

 補足なのか愚痴なのかよく分からなくなってきたんですけど、まあそんな感じです。
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