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2011.01.14 (Fri)

最近思うこと

 製作がすっかり滞っているので、何か書いてみます。

働くナビ:官公庁の仕事に低賃金で従事する「官製ワーキングプア」。歯止めを…

 今朝(2011/1/14)の毎日新聞朝刊の記事です。行政の委託事業とかが金額優先で契約した結果、そのしわ寄せが人件費の切り下げとかに及んだっていう話。

 こうなるより、ずっと前に、下請けの中小企業がコスト切り下げで経営難に陥っているっていう話題は出ていた訳ですから、公共事業でもコスト切り下げすれば、こうなることは目に見えていたんで、今更って感も無きにしもあらず。

 業界から、これ以上入札額のたたき合いが続けば、業界の健全な発展ができないみたいな意見書が国土交通省に出されて、国土交通省から、各自治体に通知みたいなのが出たと思うんですけど、その時のマスコミの反応ってどうだったのかなあ・・・残念ながら記憶にないってことは記事にもならなかったのかな?

 昔は失業対策事業として公共工事をおこなっていたと思うんですけど、最近はどこの自治体も体力がなくなってとてもそんな余裕がない。

 ちょっと前に緊急雇用対策事業っていうのがあって、雇用条件を付けて委託に出す事業(今もあるのかな?)があったんですけど、全体的な予算は大きいんですけど、自治体レベルに下がっちゃうと、細分化されて(まあ、平等の原則なんでしょうけど)、一つの市町村で数十人規模の期間限定の雇用しかうめなくて、焼け石に水の感。

 そう言えばいろいろ批判される公共事業ですけど、それで中小の地元業者が潤って、一定の雇用が確保できたのも事実で、今はそんな地元業者が公共事業の削減で青色吐息で、常雇なんてできない状況。

 そんな状況なので、若者は地元に愛着があろうが無かろうが、都会に出ていかないと仕事がない訳ですから、地方都市の人口減少に拍車がかかる一方。

 高度経済成長期の地方からの人口流出は、政策的な側面も強かった(都市部の工場とかの労働者を確保する)と思うんですけど、今は市場原理に基づく流出なので、行政としては手の打ちようがない状態。

 で、それに対して学者さんはどう考えているかというと、ちょうど昨日その手の講演会に行ったのですけど、日本の人口は劇的に減少が進むので、都市計画でいうコンパクトシティ(人が住むエリアを交通利便地とかに集めて、都市基盤の投資効率を上げる)が花盛り。

 それを政策的に進めましょうという話で、強制移住とかの政策はとれないので、極端な言い方をすると、田舎で生活をするのを可能な限り不便にして、住民が生活利便性の高いエリアに誘導する施策がこれからさらに進むのかな?

 今、地方分権で都市間競争が激しくなるって予測されてますけど、地価の下落も相まって、居住地の流動化は実際にかなり進んでいるというのが地方在住者の実感です。前にも書きましたけど、現に私の住む市では人口減少が加速していますし。

 話がとんでばかりですけど、今、企業はひたすら我慢の時代ですよね。経済の低迷でマーケットが縮小しているけど、とりあえず今年一年耐えきれば、同業者が潰れて、そこの仕事がこちらにまわってくる。競合相手が倒産するまでの辛抱だと。

 日本は人口減少時代にはいっていきますから、都市間競争っていうのは、「それぞれの市町村が競って全ての都市が魅力的にって」いう言葉なんて欺瞞で、「とりあえず隣の市がつぶれれば、そこに住んでる人とか企業がこちらに流れてくるから、それまでの辛抱だ」っていう世界になりそうな気がします。

 100年後には東京、千葉、神奈川あたりまでの範囲で日本の全人口が住める時代がくるようですから、そろそろ政策的に消滅させるべき自治体と、残すべき自治体の色分けが始まるかもなどと怖いことも考えたりするんですけど、どうなるんでしょうね。

 今、医療の世界では外科的治療ではなく、ゲノムの原因因子のノックダウンによる治療の研究がすごく進んでいるので、そのうち老化の因子をノックダウンできるようになって人は死ななくなるのかもしれないので、そうなると人口予測とかはすべて外れる訳なんですけど、どうなりますことやら。

 ・・・と、ひとつの記事から、限りなく妄想が広がる今日この頃です(^_^;)
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*Comment

■少子化高齢化・・・

もう7~8年前に出版され当時ベストセラーになった「ネクストソサエティ」ドラッカー著に書かれていたこと

国が新しい産業を育成しない限り駄目だと思います

繊維はじめ物作り工場がなくなり、街では写真現像店がなくなり、次はガソリンスタンドでしょう

やはり国が来るべき未来像を示さないといけない時代だと思います
輝 |  2011.01.14(金) 13:58 |  URL |  【コメント編集】

■こんにちは

さすが博識ですね(^^)

一応、国は未来を示してくれるんですけど、国の言うとりにした地方自治体ほど、深みにはまっている(財政状況の悪化)のが現実の気がします。

例えば、駅前の再開発、土地区画整理事業、公立病院整備・・・最近では、blogに書いた市場原理主義(神の見えざる手でしたっけ?)の導入。理論は正しいんだろうけど、理屈と現実は違うよって感じ。

前にも書きましたけど、NPOの支援施策も方向がすごく間違ってる気がするんですよね。企業のフィールドをボランティアが食い荒らしちゃうと、雇用が不安定になって生活基盤自体が傾いちゃうんだからって思っちゃったり。

今はこの国から逃げ出しているのは企業だけですけど(家電、自動車etc.)、そのうちお金とか能力のある人からこの国を逃げ出しかねないので、そうなる前に何とかなればいいんですけどねえ。
matsu |  2011.01.14(金) 14:38 |  URL |  【コメント編集】

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