2020年07月 / 06月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫08月

2011.03.07 (Mon)

シリアルNo.010 裏板・表板のサンディング

 前も書いたのであれですが、一応儀式ですので(何のや)、説明しておきますと、バインディングを巻いてしまうと、大きな板厚の調整ができなくなります(バインディングの厚みが場所によって違うと変でしょ?)ので、私はこの段階で、板厚をほぼ仕上げてしまいます。

 裏板は・・・省略。で、表板についてです。手元にアコースティックギターマガジン3がありまして・・・いきなり何を言い出すねん!!って感じですね(^^;)

 そこにアーヴィン・V・ソモギのインタビューが載ってるんですけど、その中から少し引用。

「ブレイスのまったくないサウンドボードでも弦の張力には耐えられるものだ。(中略)ブレイシングはあくまでも、音をクリエイトする手段と考えている。」

 同号の"アコースティック・ギターのメカニズム"で同氏が、X-ブレイシング導入の経緯について、

「スティール弦は張力非常に大きく、ファンブレイシングでは持ちこたえられる限界を超えてしまったからだ。」

 と書いていますので、完全に補強の意味はないと考えているわけではなく、考え方の提示のような気もしますが(ファンブレーシングでも鉄弦に耐えられる仕様にもできるが、ひどい音になるといったことも書いている)、YAMAHAのダイナミックギターのブレイシング(特許らしい)とかをみると、案外少ない力木でも鉄弦の張力には耐えうるようです・・・表板変形しているのも多いけど(笑)

 何が言いたいのかよくわからなくなりそうなので、話を進めます(苦笑)。

 私がよく例に出すヴィオリンなんですけど、力木といえるのはバスバー1本、おまけしてもあと魂柱1本です。その分、板厚にはすごくシビアです。

 で、私のギターについて言いますと、シリアルnO.008のトーンバー(っていうのかな?Xブレース以外のブリッジ周辺の力木です)が3本もあるという、パーラーギターらしからぬ様相です。

20100919-4.jpg

 実は力木減らすの怖かったからなんですけど、今回のシリアルnO.010は構造的に、3本も力木いれたら、とても鳴りそうもなかったので、1本だけにしておきました。

20110220-3.jpg

 力木を減らすということは、今までたくさんの力木貼ってきた私としては、すごく怖いことだったりします(実話)。

 で、その分、かなり入念に表板の厚みを調整しました。普段は表板を3mmに落として接着するのですけど、今回は3.5mmで止めておいて、サンディングで調整する余裕をかなりとりました。

20110302-1.jpg

 少しサンディングしてはタッピングで音を確認・・・という作業を延々と繰り返しました。

 薄くなりすぎても、ダメなので、行き過ぎる前に止めないといけないんですけど、そこは全くの勘です。今回は塗装を先にして、ブリッジを後で貼る予定にしていますので、完全に一か八かです。

20110302-2.jpg

 もしこれでそれなりに鳴るギターが作れたら・・・新しい方向が見えそうな気がしますけど、どうなるでしょうか(不安)。
EDIT  |  09:00  |  最近の出来事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

*Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

*Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | BLOGTOP |